腹痛との戦い〜月曜日の朝〜
月曜日
それはサラリーマンにとって最悪の一日の始まりである
私も例に漏れずに月曜日を心の底から憎んでいるサラリーマンの一人である
日曜日に友人と自宅でウイイレに明け暮れて暴飲暴食を繰り返した私の胃腸はダメージを受けていた
朝の電車で会社に向かう中、私のお腹は悲鳴をあげていた
しかし、私はなぜか会社の最寄り駅に着いた後に余裕をぶっこいて缶コーヒーを購入した
缶コーヒーを一気飲みして会社に向かおうとした時お腹の様子がおかしいことに気づいた
急速に茶色い塊が外界に解き放たれようとしているのが感じられた
私は思った
「馬鹿な.....想定時間より5分早い」
このままでは間に合わないと感じた私は尻を引き締めながらペンギンのような歩き方で会社に向かった
タイミングの悪いことにエレベーターで同僚に遭遇した
同僚は朝っぱらからペンギン歩きをしている私に違和感を感じたようだが深くは触れてこなかった
私は余裕の表情で
「うんこ漏れそうだからトイレすぐ行くわ」
と告げてトイレに出社した
そのまま個室が空いていることを確認するとドアを閉めて鍵をかけた
この瞬間の達成感は何にも代え難いものがある
ミッションコンプリートである
しかし、ここで気を緩めてはいけない
以前、このタイミングで気を緩めて放出してしまった経験があるからだ
そこから誰よりも素早い手つきでベルトを緩めズボンごとパンツを下ろして、全てを解き放った
しばし余韻に浸った後、ズボンを上げた時に気づいたことがある
ちょっと漏れてるやんけ........