腹痛との戦い〜月曜日の朝〜
月曜日
それはサラリーマンにとって最悪の一日の始まりである
私も例に漏れずに月曜日を心の底から憎んでいるサラリーマンの一人である
日曜日に友人と自宅でウイイレに明け暮れて暴飲暴食を繰り返した私の胃腸はダメージを受けていた
朝の電車で会社に向かう中、私のお腹は悲鳴をあげていた
しかし、私はなぜか会社の最寄り駅に着いた後に余裕をぶっこいて缶コーヒーを購入した
缶コーヒーを一気飲みして会社に向かおうとした時お腹の様子がおかしいことに気づいた
急速に茶色い塊が外界に解き放たれようとしているのが感じられた
私は思った
「馬鹿な.....想定時間より5分早い」
このままでは間に合わないと感じた私は尻を引き締めながらペンギンのような歩き方で会社に向かった
タイミングの悪いことにエレベーターで同僚に遭遇した
同僚は朝っぱらからペンギン歩きをしている私に違和感を感じたようだが深くは触れてこなかった
私は余裕の表情で
「うんこ漏れそうだからトイレすぐ行くわ」
と告げてトイレに出社した
そのまま個室が空いていることを確認するとドアを閉めて鍵をかけた
この瞬間の達成感は何にも代え難いものがある
ミッションコンプリートである
しかし、ここで気を緩めてはいけない
以前、このタイミングで気を緩めて放出してしまった経験があるからだ
そこから誰よりも素早い手つきでベルトを緩めズボンごとパンツを下ろして、全てを解き放った
しばし余韻に浸った後、ズボンを上げた時に気づいたことがある
ちょっと漏れてるやんけ........
おっす!おらテキトー人間だぞ!
どうも!
テキトー人間です!
まずは私がどれだけテキトー人間かお話ししていこうかと思いマウス🐀
そうですね.....
ではあの日の事からお話ししましょうか
あれは私が大学生の頃でした
徹夜明けで大学に行き、そのまま友人達と徹マンに明け暮れ、私は家に帰りました
ボロボロで気絶寸前でしたが何をトチ狂ったのか私はパスタを茹で始めました
そしてトチ狂った私はパスタを茹でたまま、自分に「ちょっとだけ.....」と言い聞かせてベットで横になりました
その後意識を失ったのは言うまでもありません
火災報知器が鳴り響く中、両親は目覚めて鎮火活動に精を出していたようです
私はベットでスヤスヤ夢の中
事の顛末を知ったのは私が16時間の睡眠から目覚めた後でした
起きて携帯に手を伸ばした私は両親から連絡が来てる事に気付きました
「パスタを茹でたまま寝ないようにね〜」
この言葉は私の人生に深く刻まれました
この時私はパスタを茹でたまま寝たら死ぬ可能性もあったと言う事に気付きました
つまり私のテキトーさが近隣住民の方にも被害を及ぼす可能性もあった訳です
そして私は誓いました
パスタを茹でる時はテキトーにしてはいけないと
今ではパスタを茹でる時は全身の神経を研ぎ澄まして最高のパスタを作っています